AGA対策の食事について AGA・薄毛治療

AGA対策の食事

AGA対策の食事

 

「偏った食生活はハゲのもと」
などと、まことしやかに言われることがあります。これは本当でしょうか?

 

古代中国では、髪を「血余(けつよ)」と呼びました。
血の余り(で育つもの)という意味で、「健康的に髪が伸びるのは、有り余るほど体内に栄養があり、それがうまく循環して隅々まで栄養が届いているから」と考えていました。

 

現在は西洋医学が主流ですが、西洋医学でも「毛髪は、毛根に毛細血管の赤血球が酸素と栄養と運ばれて育つもの」と解明しています。
そして、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病を煩うと毛細血管が詰まり、体の隅々まで酸素と栄養が運べなくなります。
もちろん毛根へ行く毛細血管も詰まり、赤血球が栄養を運べなくなります。兵糧責めに遭った毛根はどんどんやせ細り、ついに死滅してしまうのです。

 

脱毛症は生活習慣でも悪化する、というのは事実です。生活習慣が乱れると、真っ先に脱毛などの症状が現れます。これは体からの最終警告だと思って、ぜひ食事の改善を図りましょう。

 

 

 

AGA対策の食品とは?

 

AGA対策の食品といえば、ひと昔前までは「海藻」(わかめ等)が挙げられました。
当たらずとも遠からずで、海藻は低カロリーで満腹感が得やすく、豊富なミネラルが含まれています。
大量に食べるとヨウ素の過剰摂取になるので、毎日少しづつ食べると良いでしょう。わかめの味噌汁、ひじきの佃煮を少々くらいが良いでしょう。

 

ビタミンEを多く含むナッツ類は、血管の詰まり予防に効果が期待できます。
ビタミンEは血管を広げ、血流を改善する作用があります。ナッツ類ならたいていビタミンEが豊富なのでお好みで良いですが、特にアーモンドがお勧めです。

ただし、揚げたナッツは動脈硬化を引き起こす油が多いのでNGです。ロースト(焙煎)した無塩ナッツを選びましょう。

 

AGA対策の食事

血液さらさら効果が期待できる青魚も、血管の健康を保つ重要な食品です。
青魚にはDHAという油を豊富に含みます。動脈硬化の改善役にも使われる成分で、血管の健康を保ちます。

 

DHAは野菜を食べないイヌイットの人々の血管を調べることで突き止められた経緯があります。彼らは野菜を食べないはずなのに、他の地域の人々よりもしなやかで若々しい血管を維持しているのです。
イヌイットは伝統的に生で肉や魚を食べる習慣がありましたが、これは生の肉魚に含まれる栄養を壊さずに摂取するため。生の魚を摂取することで、DHAを効率よく摂取していると考えられます。

 

なかなか魚の調理は面倒ですが、缶詰めのサバやイワシ、サンマでも効果があります。
他にも魚には一酸化窒素(NO)を生産する力があり、血管拡張に効果があります。

 

血管は偏った栄養だけでなく、ストレスでも縮こまってしまいます。しかし働く以上、ストレスと無縁ではいられません。
そのため、「ストレスに強い体作り」は欠かせません。
玄米、納豆、みかん、えのき茸などに含まれるGABAという成分はストレス軽減や、高いリラックス作用があります。

 

これらを総合すると「ふだんの食事は和食中心」「おやつはローストしたナッツ」が、髪にとっても体にとっても良いのが分かります。
あまり難しく考えず、伝統的な和食を目指して日々の食事を選びましょう。

 

 

 

これはNG!なるべく控えたい食品

 

逆に、動脈硬化を引き起こしやすい食事とは何でしょう。
それは肥満を引き起こすものです。
肉(特に、脂が多い部位)、揚げ物全般、甘いお菓子、多すぎる炭水化物は危険と言えます。

AGA対策の食事

 

肉食が進んだ欧米なら事情が異なりますが、日本では「脂が多い肉が美味しい」という定説がまかり通っています。
たとえ赤身肉を選んでも、脂肪を感じるほど。
最近ようやくうま味の強い、脂肪の少ない赤身肉の需要が生まれつつありますが、まだまだ普及には至っていないのが現状です。
どうしても肉が食べたいときは、しゃぶしゃぶなど脂を落とす調理法で食べましょう。

 

油には大きく分けて3つあり、リノール酸とオレイン酸、αーリノレン酸があります。
もっとも安く、普及しているのはリノール酸。揚げ物などに使われる油の大半はリノール酸です。
リノール酸は紅花、コーン、大豆、ひまわり、グレープシード(グレープの種)、ごま、米など、多くの植物が持つ油です。適量は必要な油ですが、ご飯を食べるだけで必要な量は摂取できます。
リノール酸は酸化しやすい性質があり、特に加熱すると酸化が一気に進みます。
酸化したリノール酸を過剰に摂取すると動脈硬化、がんの誘発、アレルギー誘発など、様々な悪影響を起こします。

 

オレイン酸はオリーブオイルの主成分で、悪玉コレステロールを減らし、動脈硬化の予防が期待できます。特に、オリーブを絞っただけのヴァージンオイルが良いとされています。
加熱にも比較的強いので、オリーブオイルで調理する習慣を付けると良いでしょう。
αーリノレン酸はアマニ油、えごま油の主成分。がんの抑制、体内で一部DHAに変化するなど、優れた効能があります。
ただし加熱すると酸化するため、生でしか使えません。

 

 

 

AGAは遺伝子が原因、しかし・・・

 

残念ながら、いくら食生活に気をつけてもAGAから完全に逃れることはできません。AGAは遺伝子が原因の病気だからです。
しかし脱毛の原因はAGA因子だけでなく、食生活や生活習慣にも左右されます。生活が乱れたとたん、今まで眠っていたAGA因子が牙を剥き、毛根に襲いかかる事態も・・・
だからこそ「脱毛は体の危機サイン」と自覚し、食事の改善を行いましょう。

 

AGA対策の食事

現代医学はAGA治療の技術をほぼ確立しました。多くの患者さんがAGA専門病院での治療で脱毛を改善し、元のフサフサな髪を取り戻しています。
しかし病院で出来るのは、遺伝子疾患の症状を抑えるだけ。生活習慣病に関わる部分は自己管理しないといけません。
治療と生活習慣は車の両輪です。AGA専門病院で治療しながら、脱毛対策の食事に切り替えましょう。